つくりおき研究所 − プロが教える作り置きおかずのレシピ

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アスパラといんげんのクミン卵炒め(レシピ:荒井直子)

春らしい色合いがお気に入りの緑野菜と卵の炒めもの。今回は、グリーンアスパラガスとさやいんげんを使い、クミンパウダーでアクセントを加えました。

クミンパウダーは、カレーの香りの重要な部分を引き受けている個性の強いスパイスです。
少量でも香りが立つので、入れすぎに注意をしてください。

クミンパウダーの代わりに、カレー粉を使ったり、いんげんやアスパラの代わりに菜の花を使ったりと、応用もしやすいレシピなので、お好みのアレンジで春らしい色合いをお楽しみください。

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■材料(500mlの容器1個分)

グリーンアスパラガス……4~5本(100g)
さやいんげん……8~10本(70g)
卵…3コ
(A)牛乳……大さじ1
(A)粉チーズ……大さじ1
オリーブオイル……大さじ1
塩……小さじ1/4
クミンパウダー……小さじ1/5~1/4

■保存期間

冷蔵庫で3日

■作業時間

10分

■作り方

【1】 アスパラガスは、はかまを取り除き、根元の硬い部分を切り落として5等分の斜め切りにする。いんげんは、筋がある場合は取り除き、へたを切り落として3等分の斜め切りにする。

【2】 ボウルに卵を入れて軽く溶きほぐし、(A)を加えてよく混ぜる。

【3】 フライパンにオリーブオイルの半量を入れて中火で熱し、フライパンが十分に温まったら【2】を加えて、ゆっくりと木べらで炒め、7割ほど火が通ったところで、一旦ボウルに取り出す。

【4】 残りのオリーブオイルをフライパンに入れ、【1】を中火で炒める。全体に油がまわったら塩を振りかけ、2分ほど炒めたところで【3】を戻し入れる。クミンパウダーを振りかけ、さっと炒め合わせて火を止める。粗熱が取れたら、保存容器にうつす。

■ポイント

さやいんげんは、最近は固い筋のないものも多いですが、1~2本、両方の端を折ってみて、筋があるようでしたら取り除くようにしてください。

卵は、やわらかく仕上がるように牛乳を少量加えています。炒める時は、ゆっくり木べらを動かすよう意識すると、卵が細かくなりすぎずに炒めることができます。

クミンパウダーは、炒めたじゃが芋や、野菜の蒸し煮に振りかけてもおいしいので、他の料理にもぜひご活用ください。

■レシピ制作者

荒井直子(あらい・なおこ)
フードコーディネーター/国際中医薬膳師/メディカルハーブコーディネーター。
東京でも緑の多い地域で育ち、植物や自然をこよなく愛し、自宅ではハーブを育て、地元の自然農法の畑などにも関わりを持つ。フレンチ、和食などの飲食店、ハーブ雑貨を扱う企業の飲食部門でリーダーなどを経験したのちに独立。TV、書籍、web、広告などのフードコーディネートを手がける傍ら、薬膳やハーブ、スパイスの知識を活かした「食の知恵」を広める活動も展開。ハーブやスパイスを使ったエスニック料理が大好き。最近ではモンゴルでゲル生活を体験し、現地のハーブや食にも触れている。自由大学キュレーター。

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