つくりおき研究所 − プロが教える作り置きおかずのレシピ

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牛肉ときのこの山椒炒め(レシピ:荒井直子)

今回は、きのこの季節になると必ずつくる我が家の定番をご紹介します。

山椒粉は、買っても使い切らないうちに香りが飛んでしまうことも多いので、その活用法をよく聞かれます。

きのこと山椒はとても相性がよいので、今回のような炒め物のほか、きのこ鍋などにも、ぜひ使ってみてください。

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■材料(700mlの容器1個分)

牛肉(切り落とし)……200g
舞茸、ぶなしめじ、椎茸などのきのこ……合わせて300g
(A)醤油……小さじ4
(A)みりん……小さじ4
サラダ油……小さじ1
酒……大さじ2
山椒(粉)……小さじ1/4~1/3

■保存期間

冷蔵庫で4日

■作業時間

10分

■作り方

【1】 舞茸とぶなしめじは、根元の硬い部分を切り落とし、食べやすい大きさにほぐす。椎茸は、石づきを切り落とし、6~7mm幅に切る。

【2】 フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、【1】を加えて焼き色がつくまで5分ほどかけて、しっかり炒める。

【3】 牛肉を加え、酒をまわしかける。肉に8割ほど火が通ったところで(A)を加え、余分な水分がなくなるまで炒めたら、火を止める。山椒をふりかけて、さっと混ぜ合わせる。粗熱を取り、保存容器にうつす。

■ポイント

きのこは、お好みのものを、合わせて300g用意してください。おすすめは、舞茸、ぶなしめじ、椎茸の組み合わせです。ひら茸やエリンギを使ってもおいしいです。

最初にきのこをしっかり炒めることで、旨みがぎゅっと凝縮し、長く保存しても、水っぽくなりません。

牛肉は長く加熱すると硬くなりやすいので、肉を加えてからは、手早く仕上げましょう。

山椒は香りが飛ばないように、火を止めてから加えます。

■つくりおき展開例

☆山椒風味の牛肉ときのこの混ぜご飯

温かいご飯……お茶碗2杯分(300g)
牛肉ときのこの山椒炒め……1/2量
青ねぎ(小口切り)……少々

ボウルに、ご飯と、牛肉ときのこの山椒炒めを入れ、しゃもじを縦に入れてさっくりと混ぜ合わせる。器に盛り、青ねぎを散らす。

■レシピ制作者

荒井直子(あらい・なおこ)
フードコーディネーター/国際中医薬膳師/メディカルハーブコーディネーター。
東京でも緑の多い地域で育ち、植物や自然をこよなく愛し、自宅ではハーブを育て、地元の自然農法の畑などにも関わりを持つ。フレンチ、和食などの飲食店、ハーブ雑貨を扱う企業の飲食部門でリーダーなどを経験したのちに独立。TV、書籍、web、広告などのフードコーディネートを手がける傍ら、薬膳やハーブ、スパイスの知識を活かした「食の知恵」を広める活動も展開。ハーブやスパイスを使ったエスニック料理が大好き。最近ではモンゴルでゲル生活を体験し、現地のハーブや食にも触れている。自由大学キュレーター。

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