里芋の和風マッシュポテト(レシピ:平岩 紗千代)
煮物で食べることが多い里芋ですが、今回はマッシュポテトにアレンジしてみました。
蒸し器や大きなお鍋がない人でも作れるよう、里芋の加熱には電子レンジを使っています。しらすと白ごまが入り、和食にも合う一品です。
■材料(300mlの容器1個分)
里芋……500g
(A)牛乳……大さじ3
(A)有塩バター……大さじ1
しらす……大さじ3
有塩バター……大さじ1
醤油、白ごま……各小さじ1
■保存期間
冷蔵庫で5日
■作業時間
20分
■作り方
【1】 里芋は、泥をよく洗い落として、キッチンペーパーで表面の水気を拭きとる。耐熱皿に並べて、ふんわりラップをかけて、電子レンジ600Wで7分ほど(里芋に竹串がスッと刺さるくらいまで)加熱する。粗熱が取れたら皮をむく。
【2】 【1】を耐熱ボウルに入れてマッシャーで潰し、(A)を加えてよく混ぜ合わせる。
【3】 【2】にふんわりラップをかけて、電子レンジ600wで2分加熱する。
【4】 フライパンにバターを入れて加熱し、溶けたら弱火にしてしらすを加え、水分がなくなりこんがりしたら、白ごまと醤油を加える。
【5】 【3】に【4】を混ぜる。冷めたら保存容器に移す。
■ポイント
里芋の大きさによって、電子レンジの加熱時間が異なることがあります。竹串がスッと刺さる程度を目安に、加熱してください。
里芋に含まれるぬめりは、ガラクタンとムチンいう成分で、免疫力を高めてくれる為、風邪予防になります。また、タンパク質の消化吸収を助けてくれます。他にも、カリウムという塩分排泄効果がある成分が含まれるので、むくみに効果があり、イベント事が多い時期におすすめの食材です。
しらすは、そのままではつくりおきに適しませんが、こんがりするくらいまで加熱することで保存にも適した状態にできます。
■つくりおき展開例
☆里芋のポテトグラタン
里芋の和風マッシュポテト……60g
ピザ用溶けるチーズ……大さじ2
ココット皿にバター(分量外)を塗り、里芋の和風マッシュポテトを入れて、チーズを上にかける。オーブントースターで焼き目がつくまで焼く。
■レシピ制作者
平岩 紗千代(ひらいわ・さちよ)
管理栄養士/フードスタイリスト。
栄養士として老人ホームで3年間勤務後、約1年間ワーキングホリデーで渡豪。体調を崩したのをきっかけに食事の大切さを改めて実感しつつ、シドニーでカフェラテにはまりカフェ巡りに明け暮れる。帰国後、カフェバーでキッチン、バーテンダーをしながらフードスタイリストのアシスタントとして修業。現在は管理栄養士、フードスタイリストとして仕事をする傍ら、ダイエットコーチとしても活動中。モットーは「身体にやさしく、おいしく、手軽に」。