牡蠣の塩麹オイル漬け(レシピ:平井遥)
宮城県産の牡蠣を沢山手に入れたのですが、すぐに食べ切ってしまうのはもったいなく、毎日味わえるようオイル漬けにしました。保存が効く上に、時間の経過と共に味が変わっていくので、日々変化を楽しみながら味わうことが出来ます。
塩麹を使うことで、牡蠣の旨みが更にUP!! 酸味とミネラル感のある白ワインと相性抜群です。
また、残ったオイルは牡蠣の旨みが溶け込んだ絶品牡蠣オイルになっているため、パスタやリゾットはじめ様々な料理にお使い頂けます。
■材料(500mlの容器1個分)
牡蠣(むき身)……300g (20個~25個程度)
(A)塩麹……小さじ2
(A)酒……大さじ1
オリーブオイル……適量
ニンニク……3片
赤唐辛子……2本
塩……適量
■保存期間
冷蔵庫で1週間
■作業時間
10分
■作り方
【1】 (A)の材料を混ぜ合わせておく。ニンニクは皮をむいておく。
【2】 ボウルに3%濃度の塩水をたっぷりと用意し、ヒダの汚れを落とすように牡蠣を振り洗いする。バッドや皿にペーパータオルを敷き、洗った牡蠣を並べる。
【3】 フライパンに【2】を並べ、中火にかける。牡蠣から出てきた水分がグツグツしてきたら、ひっくり返す。(牡蠣を傷つけぬよう、なるべくいじらない。)
【4】 フライパンに残る水分がほぼ無くなり、牡蠣に7~8割火が通ったところで(A)をまわし入れる。木べらや木のスプーンなどで優しく混ぜ合わせて味をなじませたら、火からおろす。
【5】 【4】、ニンニク、赤唐辛子を保存容器に入れ、熱いうちにオリーブオイルをひたひたに加える。すぐに食べられるが、一晩漬けておくと更に味が馴染んで美味しい。
■ポイント
・牡蠣は下処理が大切ですので、しっかり汚れを取りましょう。
・加熱の際は、牡蠣を傷つけないために、極力いじらないよう注意してください。
・加熱しすぎると身が縮んでしまうので、慎重に火入れを行なってください。
■レシピ制作者
平井 遥 (ひらい・はるか)
フードコーディネーター/ライター/女将。
お酒をこよなく愛するフードコーディネーター。レシピ開発や出張料理はじめ、日本酒バー女将、ライター、お燗名人など幅広く活動中。日本酒と地域の食文化を研究するため全国を回っており、これまで訪れた酒蔵は40件以上。その食べっぷりの良さから一部で「食いだおれんぬ」とも呼ばれている。日本酒をきっかけに発酵文化の素晴らしさに開眼し、発酵食品を取り入れた健康法を提唱中。近々、都内で料理教室を主宰予定。