鶏肉入りモロヘイヤスープ(レシピ:荒井直子)
アラビア語で「王様の食べる野菜」という意味のモロヘイヤ。以前、仕事でエジプト料理について調べたことがあり、リサーチに訪れたレストランでモロヘイヤスープのおいしさを知りました。
にんにくを効かせたほうがおいしいですが、気になる場合は量を減らしてもOK。
ビタミン、ミネラルが豊富なモロヘイヤと、疲労回復におすすめの鶏むね肉の組み合わせ。疲れを感じやすい今の時期におすすめの肉たっぷりのおかずスープです。
■材料(スープカップ2杯分)
鶏むね肉(切り身)……200g
モロヘイヤ……1束(100g)
にんにく…2片
片栗粉……大さじ1
オリーブオイル……大さじ1/2
水……400ml
塩……小さじ1/2
■保存期間
冷蔵庫で4日
■作業時間
15分
■作り方
【1】 鶏肉は、半分の厚さになるよう削ぎ切りする。モロヘイヤは端から5mm幅にザクザクと切る。にんにくは芽を取り除き、薄切りにする。
【2】 鶏肉に、塩、胡椒各少々(分量外)を振りかけ、全体に片栗粉をまぶす。
【3】 フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ったらモロヘイヤを加える。火加減を中火に強めて2分ほど炒めたら、水を加えて沸騰するまで温める。【2】と塩を加えて、中火のまま5分加熱して火を止め、そのまま3分ほどおいて、余熱で鶏肉に火を通す。
■ポイント
モロヘイヤは繊維が強いので、繊維を断ち切るように切りましょう。
鶏むね肉は、まわりに片栗粉をまぶすことでジューシーに仕上がります。
加熱し過ぎると肉が硬くなるので、加熱のし過ぎに気をつけましょう。温め直す場合は、沸騰させないように注意をしてください。
■レシピ制作者
荒井直子(あらい・なおこ)
フードコーディネーター/国際中医薬膳師/メディカルハーブコーディネーター。
東京でも緑の多い地域で育ち、植物や自然をこよなく愛し、自宅ではハーブを育て、地元の自然農法の畑などにも関わりを持つ。フレンチ、和食などの飲食店、ハーブ雑貨を扱う企業の飲食部門でリーダーなどを経験したのちに独立。TV、書籍、web、広告などのフードコーディネートを手がける傍ら、薬膳やハーブ、スパイスの知識を活かした「食の知恵」を広める活動も展開。ハーブやスパイスを使ったエスニック料理が大好き。最近ではモンゴルでゲル生活を体験し、現地のハーブや食にも触れている。自由大学キュレーター。